パコと魔法の絵本 を見た


大学の帰りにふらっと映画館に行ってきた.
パコと魔法の絵本 音楽製作に木村カエラが関わっているとの事で気になっていたからだ.

出てくる俳優さんたちは,実力のある方々ばかりで,あの違和感があるぐらいすごいきれいな衣装とあふれかえるものに囲まれている感じの背景.
しかし,役者さんたちの演技がそれらをつなぎ合わせている感じのところが素晴らしい.

また,物語を語らせるという感じのストーリー展開は,ストーリーが盛り上がっているところで一度話を切り,受け手に一瞬考えさせる時間を与える効果を作りだし,より感動を深めさせているようであった.
それよりなによりも,アヤカ・ウィルソン - Wikipediaさんの儚げな,それでいて純真な演技が良かった.
さらに,役所広司さん演じる「大貫」が最初はすごいクソジジイであるのが,話の中に出てくる絵本のストーリーにリンクするかのように,いい人(?)に変わっていく.その変わり方が非常に良かった.さすがといったとこ
ろ.

見た目は非常にコメディ名映画だが,実は感動させられる要素が随所にちりばめられている.
是非,見て欲しい映画の一つである.