Panasonic PLCアダプタを使ってみた


世間を賑わせている,PLC(高速電力線通信)ですが,研究室的にテーマがかぶっていると言うこともあり,研究室で1セット購入したので,使ってみました.

まず気になったのは,アダプタから伸びている電源ケーブル(通信ケーブルを兼ねる)が,非常に短いこと.これは,あまり長くするとチャネルが長くなることで,減衰が大きくなり,通信が難しくなることを避けるためではないだろうかと感じました.

次に,アダプタを2つ同じタップにつけて,セットアップ.親機と子機がお互いに認識できるようにしました.この段階では,ネットへの接続速度が15Mbps出ていました.

で,雑音源を近くにおいたらどのくらいの接続速度が出るかをチェック.親機と子機は数m以上離れたタップに電源ケーブルを接続.子機と同じタップに掃除機(雑音源として)を接続.そうすると,目に見えるようにネットへの接続速度が落ち,200kbps程度になりました.掃除機の電源が入るだけで,速度が1/10ですか….掃除しているときはあまり使えない,ということが分かった

また,どのような原理かは分からないが,全く親機ー子機が認識しあわない,場所もあった.
少し,実用化に走り過ぎた感はあるけど,だからこそ,研究の余地を感じた.非常に楽しかった.