夜は短し歩けよ乙女 - 森見登見彦

本屋大賞で昨年2位をとった作品と読んでみた.

大賞で2位をとるだけの読み応えのある作品であったと思う.
主人公のすこしふがいない感じと,その主人公が惚れている魅力的な「黒髪の乙女」の闊歩する姿.
すこぶるおもしろい感じである.

また,文体も少し古風ながら,それを崩しながら新しい文体を見いだそうと挑戦しているとも見受けられる.テンポもすばらしくよく,引き込まれてしまいそうだ.
読んでいると夢中になってしまい,止めることができない.

機会があったら是非読んでいただきたい作品である.